自分の好みは、和風なのか、洋風なのか。クラシカルな印象の伝統的なデザインが良いか、それともモダンな印象のデザインが良いか。まず自分にあった外装デザインは何かを決め、大きな方向感を作ることが大切です。そして、その方向感にそって、統一感のあるデザインに仕上げることが、いつまでも飽きのこない、自分のスタイルにあったデザインをつくるポイントです。
<外装デザインのポイント4つ>
・我が家も街並みの一要素
・敷地(庭)に立って太陽や風の動きを観察する。
・北側道路の場合こそ、オシャレに、オープンに。
・外装材を選ぶポイント。
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▼我が家も街並みの一要素
外装デザインを考える上で大切なことは、周りの環境や街並みとの調和です。
調和した外装デザインをつくるために、何度か、自分の家を建てる敷地までの道のりを歩いてみましょう。道のりを歩いてみて、そこに見える我が家を想像してみてください。
もし住宅会社のカタログ等で自分が気に入ったデザインがあるのなら、少し離れたポイントから、そのカタログの外装デザインと風景を重ねてみて、バランスを確かめるのも良いでしょう。
塀や家の形、色や窓はどんな表情が素敵か、どのように迎え入れてくれたら気持ちよいかを考えてみれば、自分らしい住まいの形が見えてくるはずです。
▼敷地(庭)に立って太陽や風の動きを観察する。
窓などの開口部をどうするかは、住まいをデザインする上でとても大切なことです。
太陽の光や自然の風がどのように室内に入るのが気持ち良いか。太陽や風の動きをよく観察して、どの場所に、どれくらいの大きさの窓があると、快適な暮らしになるかを考えてみましょう。
敷地に立って、庭から見た室内、室内から見える外の景色を想像してみると、どの位置に窓を付ければ良いプランができるかが見えてきます。
外装デザインを決める上で大切な窓の設計は、快適な暮らしを設計する上でも大切なポイントのひとつです。
▼北側道路の場合こそ、オシャレに、オープンに。
北側道路の場合、建物の影で道や玄関が暗くなりがちです。
しかし玄関は、なんと言っても住まいの大切な顔ですから、気持ちよく迎え入れてくれる表情をつくりたいものです。玄関アプローチを思いきっておしゃれにオープンしてみてはどうでしょうか。
花を飾れる出窓や、玄関ドアのデザイン、門扉を素敵に演出すれば、楽しい雰囲気につつまれます。
▼外装材を選ぶポイント。
外装デザインの印象を決める要素である屋根材や外壁材にはたくさんの種類があります。
屋根材の場合、一般的なのはスレート瓦と呼ばれる、軽量でしかも丈夫で長持ちする高耐久な屋根材です。また陶器瓦には根強い人気があり、色あせや劣化が少なくメンテナンスコストが削減できるメリットがあります。
外壁材では、窯業系サイディングの外壁材が一般的ですが、タイル系やセメント系、塗り壁など多種多様な種類があります。
それぞれがもっている質感や色合いなど選択基準となりますが、風雨にさらされる外壁材の場合、性質劣化の少ない材料ほどメンテナンスコストを抑えられますから、そのあたりも十分に検討する必要があります。