• TOP
  • お役立ち情報
  • > 注文住宅における設計費用や安くするための方法について

注文住宅における設計費用や安くするための方法について

更新日2023.10.17

|良かったら「いいね!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

家の設計について

注文住宅の設計費用とは

注文住宅で家の間取りや仕様などの設計にも費用がかかります。
費用がもったいないからといって、この作業をおろそかにできません。
設計が悪いと出来上がる注文住宅も悪いものになってしまいます。
また、設計をもとに見積もりが算出されます。
良い注文住宅を建てるには設計者と息を合わせてじっくりと作業をする必要があります。
その中で何度も設計をするための打ち合わせをして、設計図を作成して、施主と確認して、修正をする。
手間暇がかかるので、当然費用もかかります。では、設計の費用はいくらくらいなのでしょう。
・工務店・ハウスメーカーの設計費用
・設計事務所の設計費用
・少しでも費用を安くするためには?

注文住宅の打ち合わせについて

・住宅会社との打ち合わせ
・綿密な打ち合わせが良い住宅を建てる秘訣です
・請負契約を結ぶ
・詳細な仕様を打ち合わせる

 ~設計費用の相場とは?~
▼工務店・ハウスメーカーの設計費用
工務店・ハウスメーカーの設計費用は2~5%前後だといわれています。

2千万円の注文住宅だと、40万円~100万円の計算となります。
ですが実際には、数十万円や無料というケースもあるようです。
注文住宅といっても、工務店・ハウスメーカーでは建築費用を低くする為に統一した仕様で設計されていることがあり、特に強いこだわりが無ければ設計費用も安く抑えることができます。
しかし、この場合でも実際に掛かった費用がゼロということはありえないので、工事費に含まれていると考えた方が良いでしょう。
担当者に確認すれば、そう答えてくれると思います。逆に、うちは無料だといい続ける場合は何か隠しているのかもしれません。
また、工務店・ハウスメーカーは設計事務所と異なり自社で施工することが多い。
その為、簡略化や自社内で通じる記載方法をとって、設計に必要な時間を短縮することもあります。
このようにして費用を抑えています。
また、工務店・ハウスメーカーによっては外部の設計事務所に依頼していることもあります。
設計は注文住宅造りで重要な作業ですので、設計士の顔が見えないケースは避けたほうがよいです。
そして、ハウスメーカーと設計事務所の関係を確認して、設計に問題があったら誰が責任を負うことになっているのか聞いておきましょう。

 ~設計費用の相場とは?~
▼設計事務所の設計費用
設計事務所は大きなバラつきがあり設計費用と監理料を合わせて10~15%と言われています。

ですが、有名な事務所に依頼するとさらに高額となる事もあります。 国土交通省が「建築設計・工事管理等の業務報酬基準」というものを制定しています。
しかし、この基準は高すぎるという声もあり実際の費用は安くなることが多いようです。
設計事務所の仕事として、工事監理があります。
建設工事は設計会社ではおこなえないので、工務店に依頼します。
多くの場合、設計事務所で最適な工務店を手配してくれます。
工事が開始されると設計事務所は、工事が計画通りに進捗しているかどうか、設計通りに造られているか等をチェックします。
これが工事監理です。

現場の責任者(現場監督)も同じようにチェックしますが、それとは別に外部からの目線でチェックします。
工事の手を抜いたり、材料の品質を落としたりする事がないようにするには施工業者とは別の第三者が必要なのです。
工務店やハウスメーカーに設計依頼をした場合、監理者はその業者の社員となります。
社員ですので、場合によっては会社の利益になるように行動するかもしれません。
あってはいけないことですが、可能性を否定できません。
設計事務所に監理を依頼することで、第三者としてチェックしてもらえるので、施主として安心できます。
設計事務所は設計・監理と注文住宅の初めから最後まで関わることになります。
完成まで数ヵ月を要するため、総工費の15%は高いと思われるかもしれませんが、設計事務所としてはぎりぎりの費用設定というケースもあるようです。

▼少しでも費用を安くするためには?
相見積もりをしましょう!

一括見積もりサイトで見積もりをした結果、殆ど差はないだろうと思うかもしれませんが、約2000万円程の住宅で、最高額の見積もりと、最安値の見積金額の差が200万円以上ある事も多くあります。
この価格差、何か落とし穴があるのでは?
と思いますが、
目立たないところに(耐久性に問題が無い範囲で)安い部材を使っていた。
技術力の差がある。

など、理由があります。
比較対象が無いと、それが妥当かどうか判断できません。
決して安い金額でないので、一括見積もりしてみる事をオススメします。

では、「安くできる住宅会社にお願いしよう!」なんて決めるのは違います。
相見積もりの目的は、「価格が安い会社を見つけること」では無く、自分たちに「ピッタリな会社を見つけること」です。
価格・満足できる家を造ってくれるか・信用できる会社か、などを判断する為に、相見積もりをしましょう。
相見積もりは、一社に見積もりを依頼するのと比較するとはるかに労力が必要ですが、そのおかげで少しでも安くて満足できる家を建てることができます。

▼住宅会社との打ち合わせ

どういった家を建てたるのか、住宅会社の担当者と打ち合わせを行います。
ハウスメーカーや工務店ではプランの作成。
設計会社では基本設計となります。

ハウスメーカーではプランの作成を無料で行ってもらえるのが一般的です。工務店はプランの作成を無料で行ってもらえる所と有料で行う所があります。
設計会社では設計監理料として工事費の10~15%が相場です。
ですが、設計会社によって様々です。実績や人気のある設計会社はさらに高い設計監理料となる場合があります。
また、プラン作成は建築を依頼する住宅会社を選択する上での重要な点となります。
プラン作成後に提出される見積もりはもちろんの事、担当者との打ち合わせを通して住宅会社の良し悪しを判断します。
但し、設計会社は設計監理契約をプラン提出の前に行う場合もあります。 その場合は見積もりや詳細な打ち合わせを行う前に契約をするので、十分な判断材料がないままで依頼する設計会社を判断しなければなりません。 設計士と良く話をして、その人が信用できるかを判断しましょう。

▼綿密な打ち合わせが良い住宅を建てる秘訣です

プランを作成する際、住宅会社の担当者は依頼者から聞き取りを行います。
どんな家を建てたいか箇条書きでよいので書き出しておきましょう。
言葉や文章で説明するのが難しい場合は自分で写真をとったり、インターネットや雑誌・カタログ等からイメージにあった画像を用意するのも良いでしょう。
また書き出した要望に、優先順位を付けておきましょう。全ての要望を活かすと予算がオーバーしてしまう事が多々あります。譲れない点をはっきりしておく事でその他の要望をカットでき、予算を低く抑える事ができます。
住宅会社には得意な工法や不得意な工法があります。 またハウスメーカーでは採用している工法により、希望した要望に制約が出てしまうこともあります。
そういった住宅会社の力量や特徴も捉えておくようにしましょう。
最初に担当者に採用している工法の特徴を訊ねておくと良いでしょう。
ここでの打ち合わせで、こちらからの要望に対して何らかの約束をする事があるかもしれません。
そのよう場合は、口約束にならないように必ず書面で残るように要望しましょう。
また、ある程度詳細な仕様を決定しておきましょう。

▼請負契約を結ぶ

プランが提出されたら請負契約をします。
工務店によっては、詳細な仕様打ち合わせの後に請負契約をする場合もあります。
設計事務所に依頼した場合、請負契約は工務店と行います。
請負契約では請負契約書の他に図面や仕様書、工事費の内訳書等が添付されます。
契約を結ぶ前に必ず全ての書類に目を通し、疑問に思ったら確認しましょう。

▼詳細な仕様を打ち合わせる

プランを元に詳細な打ち合わせを行います。
プランに変更を加えたり、素材や色、設備などを決めていきます。
ここで大幅な変更があると金額が大幅にアップしてしまう事があります。
プラン作成時に細かい点まで決められていれば変更の必要が無いので、なるべく請負契約時の資料に反映させておきましょう。
またエアコン等の設備を住宅会社にて用意してもらうか、自分で用意するかも決めます。
どちらが良いかよく話し合って決めましょう。

【こんな記事も読まれています】