家を建てる際に選択する建築工法は、将来の快適さや安全性、コスト効率に大きな影響を与えます。
敷地の形状や条件に適していることはもちろんですが、希望の間取りにできるか、将来のリフォームに対応できるか、工期・コスト・建物の耐久性・耐震性など、建築工法を選ぶ際に確認すべき重要なポイントは多岐にわたります。
理想的な住まい作りのための第一歩としてまずは、主な工法の特徴やメリット・デメリットを把握しておきましょう。
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▼それぞれの特徴を把握する
工法とは住宅の建て方のことを言います。大きく分けると「軸組み工法(柱と梁などの部材で建物の骨組みをつくる工法)」と「壁式工法(壁によって建物を支える工法)」の2つに大別されます。
住宅の構造は建築物の構造体の材料により、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などいくつかの種類に分けられます。
木造 | 鉄骨造 | 鉄筋コンクリート造 | ||
在来工法 | 2×4工法 | |||
骨組図・構造図 | 一戸建て住宅で最も多い木造の中でも一般的な「木造軸組み工法」のこと。建物の骨組みを柱や梁(はり)、桁(けた)、土台などの部材でつくります。 | 4面の壁と床、天井の6面で建物を支える工法で、「枠組み壁工法」とも呼びます。壁や床などの「面」で屋根等の重さを支え、強風や地震の揺れに耐えます。 | 鉄骨系の部材で建物を支える構造。住宅の場合、木材軸組み工法の柱や梁などの構造体を軽量鉄骨に置き換えた「鉄骨軸組み工法」で建てるのが一般的です。 | 鉄筋コンクリート造とは、セメント・砂・砂利から成るコンクリートと鉄筋が一体となって建物を支える構造のこと。「RC造」とも呼びます。 |
構造の特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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坪当たり参考価格 | 約20~40万 | 約35~60万 | 45~60万 (鉄骨ユニット工法) |
約50~70万 |
目安工期 | 4~6ヵ月 | 2.5~3ヵ月 | 4ヵ月 | 6ヵ月 |
在来工法 | 2×4工法 | 鉄骨造 | 鉄筋コンクリート造 | |
木材 |