もし地盤が良い場所にだけ家を建てることが可能ならば、家の基礎は簡単ですみ、建築費用も安くてすみます。
そして、大きな沈下 (不同沈下) が起こって家屋に障害を生じるとか、地震のときに思わぬ大被害(液状化現象)を被る心配をしなくてもよいかもしれません。
しかし、建主が自由に地盤のよい敷地を選べたのは、遠い昔のことです。
都市とその周辺では慢性的な土地不足から、従来開発の対象とならなかったような不良地盤地区を造成し分譲するケースが増加しています。
建築後わずかな月日で基礎や家屋に歪みが生じ、扉が開かなくなったり、外壁に大きな亀裂が生じるというような話を近年よく耳にされると思います。
家を建てる際、敷地の前歴や特性を考慮した対策を施すことができなければ、このような事態に陥るのは当然のことなのです。
せっかく新しい建物を造るのですから頑丈であることにこしたことはありません。
しかし、闇雲に基礎や柱に大金をかけてもその効果すら分からないのではないでしょうか・・・。
例えば、とても軟弱な地盤の上に普通より少しだけ丈夫な基礎や柱を使っても、丈夫な家ができたとは思えません。
地盤・基礎・躯体(基礎より上部)は、とても密接な関係にあるのです。
地盤・基礎・躯体(基礎より上部)の関係を考えずに家を建てた結果、不同沈下を起こし、住むことができなくなったり、修理に莫大なお金をかけなければならなくなった話を、TVや新聞で目にされた方も多いと思います。
地盤調査を行い地盤対策を施すと言うことは、将来において安全・安心であるかを左右することになるのです。
地盤調査について
更新日2022.06.01
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