窓は室内に日光や空気を入れたり、景色を見たりする目的がありますが、用途により装飾を施したり、室内を快適にしたりするための機能など、様々な窓が存在します。
サッシは加工しやすいアルミニウム合金製のアルミサッシが主流ですが、結露防止や保温性を重視した樹脂製のものも使われるようになりました。
窓・サッシのリフォームは、目的により工事内容が異なりますので、リフォーム前に明確にしておく必要があります。
窓・サッシのリフォームをする場合には、経年劣化による交換に加えて、以下のような目的も考えられます。
■断熱性を高めたい
ポイント…今ある窓に内窓を付け加えたり、二重窓や複層ガラスなどに交換するなどで解決できます。
また、断熱性能に有利な樹脂製の枠を考えてみるのも良いと思います。
熱効率が良くなると、必要以上に空調を使わなくて済むようになるので、省エネにもつながります。
■騒音を遮りたい
ポイント…防音ガラスを採用するだけでも効果が期待できますが、さらに防音サッシを導入することで、外部からの音を遮るだけでなく、室内で音楽を聴いたり楽器の練習をしたりすることも迷惑になることが少なくなります。
■防犯対策をしたい
ポイント…窓の施錠対策はもちろんですが、窓を割られてしまう心配がありますので、強度の高いガラスや二重窓にすると良いでしょう。
また、窓にルーバー雨戸やシャッターを後付けすることで、防犯性は一層高くなります。
スポンサーリンク
経年劣化による窓・サッシのリフォームの目安は、建てられている家の環境にもよりますが、15年前後といわれています。
老朽化がリフォームのひとつのタイミングですが、使用しているうちに使いにくかったり、冬場が寒すぎて困ったりするなど、リフォームのタイミングはそれぞれです。
いざリフォームをしようにも、どこに頼めば良いかが迷うところです。
窓・サッシのリフォーム会社を選ぶ際に、いくつかポイントとなる部分がありますので、以下にまとめてみました。
■目的に合った会社を選ぼう
ポイント…取り付け業者はどこも同じではありません。窓ガラスやサッシの種類を豊富に取り扱うところもあれば、強度の高いガラスを専門に扱うところもあります。
用途に合う業者を選ぶことはもちろんですが、複数社に見積もり依頼をすることも忘れずに行いましょう。
■対応スタッフを見極めよう
ポイント…専門知識は豊富だけれど、こちらの要望を聞いてくれなかったり、話せる雰囲気がなかったりすると不安になります。
窓やサッシの取り付けに会話は必要ないかもしれませんが、相手の気づかいが足りない業者は、何かあっても対応してくれない場合もありますので、慎重に見極めるようにしましょう。
■納得のいく説明を受けよう
ポイント…リフォームの目的別に、使用する素材や施工方法の説明を受けますが、具体例や事例を写真や実際の素材で説明してくれるところもあります。
書面の文字や数字、イラストだけの説明ではなく、リフォーム完了の仕上がりがわかるようだと信頼をおくことができるでしょう。
■アフターケアや保証を確認しよう
ポイント…リフォームが終わり、1年も経たないうちに不具合が出てしまうことがあるかもしれません。
業者によっては保証や定期点検など行っているところもありますので、事前に確認しておくようにしましょう。
窓・サッシのリフォームには様々な方法がありますので、施工業者とはよく話し合うようにしましょう。