リフォームをする方のほとんどは、リフォームする箇所が「壊れる」または「古くなる」場合でしょう。
もちろん生活上での間取りや、収納、バリアフリーなど将来を見据えたリフォームもあります。
リフォームの中でも玄関のリフォームは、来訪者に対しての印象を強く与えます。
家の顔とも言われているだけあり、玄関が汚れていたり、傷んでいたりすると、来訪者のみだけでなく、住んでいるご家族の気持ちにも大きな影響を与えるでしょう。
また玄関は、防犯上でも重要な役割があります。
鍵のタイプを変更したり、防犯設備を整えたりする意味でも、玄関のリフォームは壊れたり、古くなってからと考えず、行動した方が良いでしょう。
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戸建とは違い、マンションの場合には、専有部分と共用部分がありますので、リフォームできる範囲が限られます。
■原則ドアの入れ替えはできない
玄関ドアの交換は、基本的に共用部分の施工になります。
リフォームができるかどうかは、管理組合などに確認するようにしましょう。
■玄関を広くする
玄関を広くする方法は 2通りあります。
玄関と隣接している部屋の一部を利用して拡張するか、廊下の面積を減らして拡張するかになります。
ただし、こちらも専有部分と共用部分を確認しておく必要があります。
■収納スペースを考える
マンションの場合は、収納スペースがどうしても限られてしまいます。
天井までスペースを確保することが一般的ですが、すでに天井まで収納スペースがあり、それ以上広げたい場合には、玄関を広くする方法のように、隣接している部屋の一部を利用するしかありません。
■玄関の明るさ
マンションは、玄関扉を入れ替えることが困難であるため、玄関のドアにガラスを入れて外光を取り入れる方法は難しいでしょう。
方法としては、フローリング部分や壁を白系の明るい色にしたり、間接照明や足元灯などを工夫したりすることがポイントです。
玄関のリフォームにかかる費用は、戸建でもマンションでも、業者により異なりますが、素材や機能で大きく変わります。
マンションの場合には、マンション全体の景観も関わりますので、ドアの色や素材を大きく変えることはできない場合があります。
必ずマンションの規約を確認しておきましょう。
戸建の玄関リフォームの相場は、30万円~50万円は見ておくと良いでしょう。
マンションの玄関リフォームの相場は、共用部分としての場合があるため、内装に至っても自由にリフォームをすることができない場合があります。
ただし、費用に関しては戸建のリフォームよりも安い価格でリフォームできる場合がほとんどです。20万円~30万円を目安としておくと良いでしょう。