地震に対して建造物が損傷しにくい構造であること
耐震構造は頑丈さが特徴で、他の構造に比べて揺れ幅が大きくなります。
建物は強固に作られておりますが、地震のエネルギーが直接建物に伝わるため、タンスやテレビなど転倒する危険性があります。
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地震に対して建造物が地震の影響を受けにくい構造であること
免震構造は、揺れ幅を軽減させることができ、タンスやテレビなどの転倒を大幅に減少することができます。
地盤と建物の間にアイソレータや積層ゴムなどの装置を設置することで、地震エネルギーを吸収します。
耐震構造と免震構造は、それぞれ特徴が違います。
耐震構造は「耐える」構造であり、免震構造は「免れる」構造です。
また、これらの他に「制振構造」と呼ばれるものもあります。
制振構造とは、地震に対して建物の振動を低減させる構造のことです。
免震構造と考え方は似ていますが、免震構造は地盤と建物の間に部材を設置するのに対し、制振構造は、各階ごとにダンパーと呼ばれる部材を設置します。
耐震構造 | 免震構造 | 制震構造 | |
構造目的 | 倒壊を防ぐ | 揺れを建物に伝えない | 振動を軽減させる |
地震対策度 | 複数回の大きな地震で倒壊の恐れあり | 地震に対して建物内外の被害を軽減する | 複数回の大きな地震にも有効な構造 |
耐震強度 | 一度の大きな地震には有効 | 建物の揺れは地表面より小さくなる | 耐震と比べて建物の損傷を大きく抑えられる |
家具転倒の可能性 | 転倒の可能性は高い | 転倒の可能性は低い | 2階から上階は低いが1階は高い |
改築時の対応 | 耐震補強が可能 | 相応の技術力が必要 | 新築での対応が無難 |
一般的な費用 | ほぼ無料 | 350万~600万円 | 30万~100万円 |