安全を確保するために必要な擁壁とは?

更新日2023.05.17

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▼ 擁壁(ようへき)とは?

高低差がある土地で斜面の崩壊を防ぐために設置される壁状の構造物のこと

擁壁(ようへき)とは?

擁壁は、家屋に隣接した崖や斜面から土砂などが流れないように対処します。一般的に擁壁は約20~50年の耐用年数を想定してつくられております。

崖や盛土などの崩壊を防ぐために用いられる土留め(どどめ)も役割としては同じ扱いになりますが、一般には簡素で一時的なものの構造として扱われます。

大雨などで崖や斜面にある建物・地盤などが、その荷重で崩れてしまう危険性のある場所では必須の工事といえます。

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▼ 擁壁の役割
擁壁の役割

擁壁が用いられる場所としては、地盤の崩壊や土砂崩れなどの被害の多い箇所に設置されます。土地の傾斜地や急斜面、段々畑などに設置されることが多く、斜面の安定化や土砂の流出を抑えることで周辺環境の保全にも貢献しております。

他にも道路や鉄道などの高低差のある場所には、概ね擁壁が設置されております。道路や鉄道の安全確保はもちろんのこと、高台にある周辺地域の建物の安全も確保されるようになります。

また緑化や景観の保全にも擁壁は使われております。斜面に設置された擁壁では、グリーンカーテンをはじめとする植栽を行い、緑豊かな環境を作り出すことができます。

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