突然大規模な地震が発生したら、あなたはどのような行動をとることができますか?
普段から地震に対する備えや、準備はとても大切なことです。
ここでは、地震発生時に家具の転倒防止対策と、ライフラインが止まってしまったときの備え、全国にある防災センターの紹介をしていきます。
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地震による被害には、津波を除けば、建物の倒壊や火災の発生、土砂崩れ、液状化現象などがあります。
そして地震発生時に怪我をした人の半数近くの人は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。
※「移動」は家具類が60cm程度動いた場合のこと
特にマンションなど高い階層になるほど、転倒・落下・移動による被害は増します。
突然の地震で大怪我をしないためにも、転倒防止対策を講じておく必要があります。
● 大きな家具は壁にL型金具でネジ止めする |
ネジ止めが難しい場合は「突っ張り棒+ストッパー式」または、「突っ張り棒+粘着マット」を組み合わせると効果が高くなります。 |
● キャスター付きの家具は移動時以外ロックしておく |
定位置がある場合は、壁や床に着脱式ベルトなどでつなげておくことが望ましいです。普段動かさない物は下皿や、ポール式器具などを設置して固定します。 |
● 食器棚の扉は開かないように留め金を付ける |
食器棚がしっかり固定されていても、食器が床に落ちて割れてしまうと怪我の原因となります。 |
● 吊り下げ式照明や観賞用水槽などは適切な器具で対策する |
規模の大きい地震は、周期の長いゆっくりとした大きな揺れが生じます。吊り下げられたものや水が貯められたものは、想像以上の横方向の力が加わります。 |
● 窓ガラスやガラス製の扉には飛散防止フィルムを貼る |
地震の揺れでガラスが割れると非常に危険です。ガラスの破片が飛散しないような対策をします。 |
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、いつでも対応できる準備を整えておきましょう。
防災のための特別なものを用意する必要はありません。日常で使っているものや、食料・飲料(日持ちのするもの)を準備しておくと良いでしょう。
飲料水とは別に、トイレを流すための生活用水も必要になりますので、日頃からお風呂の水を張っておくなどの備えをしておきましょう。
また、大規模災害発生時には、1週間分の備蓄があると良いとされています。
もし自宅が被災したときは、安全な場所に避難しなければなりません。
非常時にすぐに持ち出せるものを予めリュックサックなどに詰めておき、いつでも持ち出せるように準備しておきましょう。
- 飲料水
- 非常食(カップ麺・缶詰・ビスケット・チョコレートなど)
- 救急用品(絆創膏・包帯・消毒液・常備薬など)
- 備品(軍手・マスク・懐中電灯・ラジオ・電池・充電器など)
- 貴重品(預金通帳・印鑑・健康保険証など)
- 衣類や布製品(下着・毛布・タオルなど)
- ヘルメット
- 携帯トイレ
- 洗面用具
重すぎて持ち出せないことがないよう必要最低限のものを用意しておきましょう。
全国には、地震発生の仕組みや対策方法などを、見たり、触れたりすることがでる施設があります。
突然の地震で慌てることがないように、地震体験施設で実際に揺れを体験してみてはいかがでしょうか。
下記は全国の主な地震体験ができる施設です。
京都市市民防災センター
075-662-1849京都府京都市南区西九条菅田町7
9:00~17:00(防災体験受付は16:00まで)
月曜日(祝日の場合は翌日)・第2火曜日(祝日の場合は除く)・年末年始
入館無料
※最新情報は各施設でご確認ください
各都市にあるホームページでは、ハザードマップと呼ばれる防災対策を目的とした地図を確認することができます。
自然災害が発生した場合の被害の想定や、避難場所・避難経路などを把握することができます。
自身の身を守るためにも、転倒防止対策と、震災への備えをしておきましょう。