建物の外観を描いたものを「外観パース」、室内を描いたものを「内観パース」と言います。
パース【perspective(パースペクティブ)の略】は、遠近法や透視法といった意味を持ちます。様々な透視図法で立体的に見せることで、全体像をイメージしやすくなります。
最近ではCG加工したり、よりリアリティをもったパースも登場しております。
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建築パースで大事なことは、完成予想図が相手に伝わるか、盛り込まれたアイデアが表現できているかです。綺麗に描かれていることも相手にイメージさせやすいため、建物だけでなく、まわりにある植栽や車なども描く場合があります。
今はCADやレンダリングという優れたソフトがあり、操作方法さえ理解できれば誰でもパソコンで描くことができます。
- CAD
- レンダリング
パソコンで、製図や図面の作成や、編集が容易にできるシステムのこと(Computer Aided Designの略)
データで記述されたものを、コンピュータ上で処理を行い、画像・映像・音声などを生成すること
CADやレンダリングを用いることで、正確かつ素材感を出した仕上がりになります。マンションの入居者募集の広告ポスターはよく見る例にはなるでしょう。
またポスターのように2次元上で立体を表現するだけではなく、3次元作成することであらゆる角度から確認することができます。
パースは建物だけでなく、車やアニメーションなどにもこの技法が取り入れられており、最近ではクオリティの高いパースが続々と登場しております。
建築パースの役割は、図面や報告書だけでは説得しにくい部分を補うことができます。建築物のテーマや、目的、機能などを明確に伝えられることが最大のメリットです。
施工前の段階では、図面の補足やプレゼンテーションなど、幅広い分野で活用されており、特に大きなプロジェクトなどには欠かせない存在です。