登録住宅性能評価機関の審査で認定された住宅のこと
長期優良住宅の認定基準は、居住環境基準(建築基準法に準じている)がクリアされており、土砂災害や浸水想定区域などの危険がないことです。
他にも長期にわたり住宅の性能が保たれることや、省エネ対策が取られているかなどがあります。特に断熱性能は大きなポイントとなっているようです。
スポンサーリンク
長期優良住宅は、自治体ごとに補助金や税制優遇を受けられることがあります。受けられる内容はそれぞれ異なりますが、大きなメリットのひとつです。
一般にメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット
- 税制の控除や減税が受けられる
お住いの地域にもよりますが、固定資産税や贈与税などの対象となることがあります。 - 住宅ローンの控除
地域ごとに受けられる控除が異なりますが、ローン残高の約1%を控除できることがあります。 - 保険料の割引
地震保険には耐震等級がありますが、等級により保険料の割引率がそれぞれ異なるためかかる保険料金が変わってきます。 - 資産価値
長期優良住宅は資産価値が高くなります。住み続けられることが大きな特徴なため、例え売却する場合には、買い手がつきやすくなります。
デメリット
- 申請費用と手間がかかる
設計図書類の作成費用や、認定手数料、手続きの代行など約20~30万円ほどの費用がかかることがあります。 - 工期の長期化
長期優良住宅は細かい認定基準があります。着工前や着工中、着工後にも様々なチェックが行われるため、工期が遅れることがあります。 - 定期的なメンテナンスと維持費
長期優良住宅の評価基準には、維持管理も組み込まれているため、住宅性能が下がらないように維持する必要があります。そのためどうしても維持費がかかってしまいます。