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建物の階数を表すアルファベットの意味と海外の階数の考え方

更新日2025.09.05

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▼ アルファベットの意味は?

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建物の階には、アルファベット1文字で表されていることがあります。

例えば、地下を表す「B」や、屋上の「R」などです。

これらはよく見かけることが多いと思いますが、他にもアルファベット1文字で表されることがあります。

アルファベットは、英語の頭文字が使われますが、以下の意味があります。

記号 英語表記 意味・日本語訳 備考
B Basement 地下・地下階 B1=地下1階、B2=地下2階など
F Floor 階(地上階) 日本では1F=地上1階、海外では国によって異なる
R Roof 屋上 Roof Floorの略として使われる場合も
M Mezzanine 中二階・中層階 MiddleではなくMezzanineが正確。商業施設などで使用
P Penthouse ペントハウス 屋上に突出した最上階の特別区画
L Lobby ロビー階 ホテルや商業施設で使われることが多い
G Ground floor 地上階 欧州:G=日本の1階、米国:G=地上1階(1Fと同義)
RC Rez-de-Chaussée 地上階(仏語表記) フランスやベルギーなどで一般的

また、日本でよく使われるエントランス(Entrance)は、特定施設で使われる特殊表記であり、階数を示す一般的なアルファベットではありません。

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▼ 海外の階数の考え方

日本では、建物の一番下の地上階を1階(1F)と表記するのが一般的です。そこから上は2階(2F)、3階(3F)…と数え、地下はB1、B2…と表します。つまり日本では、地上階=1階という認識が定着しています。

一方ヨーロッパや香港、シンガポールなどでは考え方が異なり、建物の一番下の地上階をGround Floor(G階)→0階と位置付け、そこから上へ1階、2階…と数えていきます。例えば、イギリスでは次のような表記になります。

アメリカは日本と同じで地上階=1階という考え方が一般的です。

このように、「地上階を1階とするか、0階(Ground)とするか」 の違いは、建築文化や歴史的な背景に由来しております。海外でも国や地域により階数の概念が異なるため、旅行等で訪れる際は注意する必要があります。

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