一般の方が住宅を購入する際に必要となるのが住宅ローンです。
住宅ローンは毎月借りたお金を返済する義務がありますが、高齢になると将来の収入の見通しがつきにくくなり、返済が滞る可能性がでてくるため、多くの金融機関はローンを組むのに年齢制限を設けているところが多いようです。
住宅ローンを利用する場合の年齢要件には以下の2つがあります。
・申込時年齢
・完済時年齢
住宅ローンの返済年数は、金融機関にもよりますが、フラット35のように長くて35年が一般的です。
そのため多くの金融機関では完済時年齢を80歳に設定しており、個々の条件等にもよりますが、ローン返済年数35年とするならば、住宅ローンを借りられる年齢45歳がひとつの基準となりそうです。
また親子リレーローンのように年齢に関係なく、2世代にわたり返済するプランもあります。
スポンサーリンク
あくまで目安になりますが、住宅ローン借り入れの審査には、申込時年齢・返済年数の制限・完済時年齢の3つの要件をクリアしていることと、返済者の収入の見込みを考慮することが多いと言われております。
例えば60歳の方が住宅ローンを組む場合は、完済時年齢を80歳とすると返済期間は19年になります。
高齢であればあるほど収入の見込みが少なくなります。ローンを組む際の頭金や返済プラン等にもよりますが、定年後の収入の見込みがない場合は、日々の生活費が不足する可能性があるため、審査が通らない可能性が出てきます。
高齢での住宅ローン借入ができないということは一概に言い切れませんが、ご自分のライフプランを考えて決断される方が良いでしょう。
【教えて住宅さんオススメ】
2021 住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?住宅ローンを組むための、最良の選択がわかる!
制度の大幅な変更や各金融機関のローン金利の変化も反映した最新版です。
出版社:河出書房新社