教えて住宅さん|地鎮祭の流れを確認しよう

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地鎮祭の流れを確認しよう
▼地鎮祭とは

工事をはじめる前に、土地の神を鎮め、家が完成するまでの安全を祈願する儀式のこと

一般的な地鎮祭は、祭祀を主宰する神職と、建設業者・設計者・施主らが参列し、執り行われます。
起源は古く、西暦690年頃には、すでに地鎮祭の記録が残されております。

また地鎮祭は、土木や建築だけでなく、豊作と農作業の際の、事故防止を祈願するためにも行われておりました。

地鎮祭を執り行うのは神道だけではなかった

仏教においても安全を祈願する儀式があります。
仏教では、地鎮法、鎮宅法、安鎮法、地天供、あるいは地祭りや地堅めの法ともいいます。

密教の場合は、不動明王を本尊として行う鎮宅不動法という儀式があります。

日蓮正宗は起工式といい、本尊の力で土地を清め、工事の安全を祈願する意味合いがあります。

このように地鎮祭には、神道が行う神式と仏教が行う仏式の2種類がありますが、その目的は同じものです。

▼地鎮祭の流れを確認しよう

現在では、多くのハウスメーカーや工務店が地鎮祭を代行して行うことがありますが、本来は施主が神職に依頼します。

儀式自体は、神職側で進めていきますので、施主はハウスメーカーや工務店の方と打ち合わせをしておきましょう。

もし自分で探さなければならない場合には、各都道府県に神社庁(国の機関ではありません)がありますので、問い合わせてみてください。

日程が決まりましたら、儀式までに準備することがあります。

  • お供え物(神職側またはハウスメーカーや工務店が用意する場合もあります)
  • 初穂料と謝礼(規模や地域ごとで異なります)
  • 近隣への手土産

※地鎮祭までに準備するものの詳細はこちら

また、地鎮祭当日の日時や場所、参加者名など祝詞奏上で必要になりますので、事前に神職へ伝えておきます。

地鎮祭当日の流れ

① 開式の辞(かいしきのじ)
儀式の開始を告げます

② 修祓の儀(しゅばつのぎ)
参列者・お供え物を祓い清める儀式です
大麻(おおぬさ)でお祓いを受けるときには、軽く頭を下げます

③ 降神の儀(こうしんのぎ)
土地の神・地域の氏神を迎える儀式です
神職が警蹕(けいひつ)を奉仕する間は、頭を下げておきます

④ 献饌(けんせん)
神前にお供え物をする儀式です
神様にお供え物をします

⑤ 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に工事の安全を願い祝詞を奏上します

⑥ 四方祓(しほうはらい)
祭場四方の敷地を祓い清めます

⑦ 地鎮の儀(じちんのぎ)
施主と施工者、設計者が初めてその土地に手をつけるという意味の儀式です
盛砂に施主と施工者、設計者がそれぞれ鎌・鍬・鋤を持ち、砂を起こした後ならします

⑧ 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼します
玉串は、時計まわりにまわし、根元を神前に向けてお供えしてから2礼2拍手1礼をします

⑨ 撤饌(てっせん)
お供え物を下げます

⑩ 昇神の儀 (しょうしんのぎ)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式です
神職が儀式をしている間は、軽く頭を下げておきます

⑪ 閉式の辞(へいしきのじ)
儀式の終了を告げます

⑫ 神酒拝戴(おみきはいたい)
神様にお供えしたお酒を頂きます

地鎮祭の後は?

地鎮祭が終わった後は、近隣に挨拶回りを行うことが一般的です。
後日、ハウスメーカーや工務店が工事を着工しますが、近隣には、騒音やほこりで迷惑をかける場合があります。

挨拶回りは、地鎮祭後と工事着工までのあいだに済ませておくと良いでしょう。

▼地鎮祭までに準備しておくもの

ハウスメーカーや工務店が全て準備してくれる場合もありますが、自分で用意しなければならないものもあります。

地鎮祭に必要なものは下記を参照してください。

テント 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
椅子 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
紅白幕 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
盛砂 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
地鎮の儀で使います
青竹 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
敷地の四隅に立てるもので忌竹(斎竹)といいます
しめ縄 概ねハウスメーカーや工務店が準備します
忌竹の間を仕切るための縄です
清酒一升 「奉献」と書かれたのし紙をつけてもらいましょう
お米一合 洗米を用意します
水一合 お供えや心身を清める手水などに使います
塩一合 お供えや敷地を清めるために使います
海の幸 一般的に鯛(お頭付)を用意する方が多いようです
山の幸 季節の旬な野菜や果物
鎌・鍬・鋤 地鎮祭用の木製のものを使います
玉串料 5千円~
初穂料 2万円~
謝礼 5千円~
近隣への手土産 千円ほどの消耗品が一般的です

※費用は地域や規模により異なる場合があります

ある程度は、インターネットから地鎮祭セットの販売やレンタルで揃えることができます。
全てを揃えることになると、3万5千円~10万円程かかるといわれています。

ハウスメーカーや工務店との日程の打ち合わせのタイミングで準備するものや費用などを確認すると良いでしょう。

▼まとめ

地鎮祭は規模にもよりますが、儀式自体は1時間前後で終了します。

また神式、仏式、地域ごとでも準備や段取りが異なります。

担当するハウスメーカーや工務店と密に打ち合わせを行い、地鎮祭の流れを確認しておきましょう。